※画像は2026 SUPER GT第5戦鈴鹿の決勝をイメージしてAIで作成したものです。実際の車両デザイン・スポンサー表示・レース中の場面とは異なります。
※本記事は2026年8月25日時点のSUPER GT公式サイトによる決勝結果・レースレビュー・シリーズランキングをもとに作成しています。順位やポイントは、正式結果の変更などにより更新される場合があります。
2026年8月23日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで「2026 AUTOBACS SUPER GT」第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』の決勝レースが開催されました。
スタート前の気温は34℃、路面温度は49℃。レース中も気温33〜34℃、路面温度45〜49℃という厳しい暑さのなか、52周・300kmにわたる戦いが繰り広げられました。
GT500では、予選4番手からスタートした16号車 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが逆転優勝。
GT300では、ポールポジションの9号車 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが首位を守り切り、チームと両ドライバーにとって待望のSUPER GT初優勝を達成しました。
この記事では、第5戦鈴鹿の決勝正式結果、GT500・GT300のレース展開、勝負を分けたポイント、第5戦終了時点のシリーズランキング、次戦SUGOの日程をまとめます。
【一目でわかる】2026 SUPER GT 第5戦鈴鹿 決勝結果
まずは、GT500・GT300各クラスの上位3台を確認しましょう。
| クラス | 順位 | 車両名 | ドライバー |
|---|---|---|---|
| GT500 | 優勝 | No.16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 野尻 智紀/佐藤 蓮 |
| 2位 | No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT | 大草 りき/イゴール・オオムラ・フラガ | |
| 3位 | No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT | 塚越 広大/野村 勇斗 | |
| GT300 | 優勝 | No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW | 冨林 勇佑/藤原 優汰 |
| 2位 | No.777 D'station Vantage GT3 | 藤井 誠暢/チャーリー・ファグ | |
| 3位 | No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT | 井口 卓人/山内 英輝 |
1.GT500:16号車ARTAが予選4番手から逆転優勝
GT500では、16号車 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが予選4番手から順位を上げ、今季初優勝を飾りました。
さらに、2位に64号車、3位に17号車が入り、HRC PRELUDE-GT勢が地元・鈴鹿で表彰台を独占しています。
野尻智紀選手が序盤に4番手から2番手へ浮上
ポールポジションからスタートしたのは、野村勇斗選手が担当する17号車 Astemo HRC PRELUDE-GTです。
一方、4番手スタートの16号車は、野尻智紀選手が1周目に64号車を抜いて3番手へ浮上。さらに3周目のシケインで8号車を攻略し、2番手まで順位を上げました。
野尻選手は、その後もトップを走る17号車を追走。15周目にはシケインで並びかける場面もありましたが、17号車の野村選手が首位を守ります。
ピット戦略後も17号車と16号車が激しい首位争い
17号車は18周目にピットインし、野村選手から塚越広大選手へ交代しました。
これに対して16号車は22周目まで走行を続け、野尻選手から佐藤蓮選手へドライバー交代。ピット作業後は17号車より前でコースへ復帰しました。
しかし、17号車の塚越選手がヘアピン立ち上がりから16号車へ並びかけ、そのままスプーンカーブまで接近。ここでは17号車が再び前へ出て、首位を取り戻します。
37周目、周回遅れの処理をきっかけに16号車が逆転
勝負が動いたのは37周目です。
トップを走る17号車が130Rの先で周回遅れをアウト側から抜こうとした際、わずかにオーバーランしました。
同じ周回遅れをイン側から抜こうとしていた16号車の佐藤選手が、その隙を逃さず17号車をオーバーテイク。ここで16号車がトップへ浮上しました。
その後は佐藤選手が首位を守り切り、16号車が予選4番手から逆転優勝を達成しました。
野尻選手は2024年以来、佐藤選手はGT500初優勝
今回の勝利は、16号車とARTA MUGENにとって今季初優勝です。
野尻選手にとっては2024年以来のSUPER GT優勝。佐藤選手にとっては、待望のGT500初優勝となりました。
今季から16号車でコンビを組む2人にとって、大きな意味を持つ鈴鹿での勝利です。
2.GT300:PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがポール・トゥ・ウイン
GT300では、前日の公式予選でポールポジションを獲得した9号車 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWが、スタートから首位を守って優勝しました。
予選では冨林勇佑選手が1分56秒549を記録し、2番手の777号車をわずか0.004秒上回って、自身とチームにとって初となるポールポジションを獲得していました。
藤原優汰選手がポールスタートから首位を維持
決勝のスタートを担当した藤原優汰選手は、ポールポジションからトップで1コーナーへ進入。
後方では777号車 D'station Vantage GT3や61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTなどが順位を争いましたが、9号車は落ち着いた走りで首位を維持しました。
ピットインを24周目まで延ばして首位を守る
上位勢が16周目前後からピットインを始めるなか、9号車はピットインを24周目まで延ばす戦略を採用しました。
藤原選手から冨林選手へドライバー交代を行い、後続車のピット作業がほぼ終わったタイミングでコースへ復帰。首位を守ることに成功します。
後半を担当した冨林選手も安定したペースでリードを維持し、ポール・トゥ・ウインを完成させました。
チームと両ドライバーにとってSUPER GT初優勝
人気コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』とのコラボレーションでも注目を集めるPACIFIC RACING TEAM。
今回の勝利は、チーム、冨林勇佑選手、藤原優汰選手のいずれにとってもSUPER GT初優勝となりました。
初ポールポジションを獲得した翌日に、そのまま初優勝を達成するという記念すべき週末になりました。
3.第5戦終了時点のシリーズランキング
第5戦鈴鹿終了時点のドライバーランキング上位は、次のとおりです。
GT500ドライバーランキング
| 順位 | 車両 | ドライバー | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | No.36 | 坪井 翔/山下 健太 | 50点 |
| 2位 | No.16 | 野尻 智紀/佐藤 蓮 | 33点 |
| 3位 | No.14 | 福住 仁嶺/大嶋 和也 | 31点 |
36号車が50ポイントでランキング首位を維持。鈴鹿で優勝した16号車は33ポイントとなり、ランキング2位へ浮上しました。
GT300ドライバーランキング
| 順位 | 車両 | ドライバー | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | No.56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村 偉織 | 49点 |
| 2位 | No.777 | 藤井 誠暢/チャーリー・ファグ | 48点 |
| 3位 | No.7 | ザック・オサリバン | 44点 |
GT300は、首位の56号車と2位の777号車がわずか1ポイント差。残り3戦に向けて、非常に接近したタイトル争いとなっています。
4.次戦は第6戦SUGO|9月19日予選・20日決勝
マレーシア戦の延期により、2026年のSUPER GTは国内7戦で争われます。
鈴鹿終了後に残されているのは、SUGO、オートポリス、もてぎの3戦です。
- 第6戦SUGO:9月19日(土)予選/20日(日)決勝
- 第7戦オートポリス:10月17日(土)予選/18日(日)決勝
- 第8戦もてぎ:11月7日(土)予選/8日(日)決勝
次戦の舞台となるスポーツランドSUGOは、コース幅が比較的狭く、高低差のあるレイアウトが特徴です。
接近戦や周回遅れの処理、ピット戦略などが結果を左右する可能性もあり、ランキング争いにとって重要な一戦となりそうです。
サクセスウェイトやタイムスケジュール、放送・配信予定などは、レース開催前にSUPER GT公式サイトの最新情報をご確認ください。
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まとめ:ARTAとPACIFICが真夏の鈴鹿で記念すべき勝利
厳しい暑さのなかで行われた、2026 SUPER GT第5戦鈴鹿300km。
- GT500は16号車 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが予選4番手から逆転優勝
- 37周目に佐藤蓮選手が17号車を抜き、GT500初優勝を達成
- HRC PRELUDE-GT勢が地元・鈴鹿で表彰台を独占
- GT300は9号車 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWがポール・トゥ・ウイン
- PACIFICと冨林勇佑選手、藤原優汰選手にとってSUPER GT初優勝
- GT300ランキングは首位と2位がわずか1ポイント差
GT500・GT300ともに、シリーズ後半の勢力図を大きく動かす一戦となりました。
次戦は2026年9月19日(土)・20日(日)に開催される第6戦SUGOです。残り3戦となったタイトル争いにも注目していきましょう。
