※画像は秋の東紀州ドライブをイメージしてAIで作成したものです。実際の景観・施設とは異なる場合があります。なお、瀞流荘~湯ノ口温泉のトロッコ列車は2026年8月24日時点で運休中です。最新の営業・運行情報は各施設の公式サイトをご確認ください。
※この記事は2026年8月24日時点の情報をもとに作成しています。稲の色づきや稲刈り時期は天候・生育状況によって前後します。また、イベント、道路状況、各施設の営業状況は変更される場合がありますので、お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
こんにちは!東紀州の自然とドライブが大好きなニシユウです。
9月を迎えても東紀州ではまだ暑さが残る日がありますが、山あいの田んぼや果樹園では、少しずつ秋らしい風景が広がり始めます。
そんな初秋の東紀州でぜひ訪れたいのが、熊野市紀和町にある「丸山千枚田(まるやませんまいだ)」です。
秋になると約1,340枚の棚田に実った稲が色づき、場所によっては稲刈りや「はざ掛け」が進む、実りの季節ならではの風景を楽しめます。
さらに周辺には、藤堂高虎が築いたとされる赤木城跡、山あいの秘湯湯ノ口温泉、そして9月から超極早生温州みかんが出回り始める御浜町など、秋のドライブやツーリングに組み込みたいスポットが点在しています。
今回は、丸山千枚田の秋景色を中心に、紀和町から御浜町、七里御浜へと抜ける1日周遊ドライブコースをご紹介します。
2026年に訪れる方へ
瀞流荘と湯ノ口温泉を結ぶトロッコ電車・レールマウンテンバイクは、2026年8月24日時点で施設安全点検のため当面運休と案内されています。本記事のモデルコースでは車で移動する前提としています。再開状況は出発前に公式情報をご確認ください。
1. 日本最大級の棚田!9月の「丸山千枚田」を見に行こう
熊野市紀和町に位置する丸山千枚田は、約1,340枚もの小さな田が山の斜面に幾重にも重なる、日本最大級の棚田です。
約400年前には2,000枚を超える田があったと記録され、その後いったん大きく減少しましたが、地域住民による復田・保全活動やオーナー制度などによって現在の景観が守られています。
春の水鏡、夏の青々とした稲、冬の石垣など季節によって全く違う表情を見せますが、秋は黄金色に色づく稲と収穫風景を楽しめる季節です。
稲の色づきは毎年同じではありません
田んぼごとに生育や稲刈りの時期が異なるため、「9月なら全面が黄金色」とは限りません。8月下旬から9月にかけて少しずつ収穫期を迎えるため、黄金色の棚田を目当てに訪れる場合は、丸山千枚田公式サイトなどで直前の様子を確認するのがおすすめです。
① 昔ながらの稲刈りと「はざ掛け」が残る風景
丸山千枚田には非常に小さな田が多く、機械だけでは作業できない場所もあります。
そのため現在も手作業による田植えや稲刈りが行われており、秋には刈り取った稲を干す「はざ掛け」が見られることもあります。
地域の人々が守ってきた棚田で、実際に農作業が行われているからこそ生まれる風景です。
例年9月には「稲刈りの集い」も行われますが、これは丸山千枚田オーナーを中心とした農作業イベントです。
2026年8月24日時点では、観光三重のイベント情報で2026年の開催日は「未定」と案内されています。一般観光客が自由に稲刈りへ参加できるイベントとは限らないため、参加を希望する場合は必ず事前に開催日・参加条件を確認してください。
② 丸山千枚田のおすすめ撮影スポット
- 県道40号沿いの「見晴台」: 車で訪れたときに立ち寄りやすく、棚田を高い位置から眺められる定番ポイントです。ただし周辺の駐車スペースは多くありません。
- 棚田内の散策路: 石垣や稲穂をより近くから眺められます。農作業の邪魔にならないよう、通行できる道から景観を楽しみましょう。
- 熊野古道「通り峠」の展望台: 丸山千枚田をさらに高い位置から見渡せる絶景ポイント。ただし県道沿いの見晴台とは別の場所で、山道を歩く必要があります。
③ 写真を撮るなら朝夕もおすすめ
晴れた日の日中は棚田全体を見渡しやすい一方、朝夕は斜めから光が入ることで、棚田の高低差や石垣の陰影がより分かりやすくなります。
ただし早朝や夕方は山道が暗くなりやすいため、運転には十分注意してください。
撮影時の大切な注意点
丸山千枚田は観光用に作られた施設ではなく、現在も実際に米づくりが行われている農地です。公式サイトでは、獣害対策用の電気柵を越えて田んぼや畦へ入る行為を禁止しており、棚田内でのドローン撮影も原則禁止されています。農作業中の方や地域住民に配慮し、現地の案内に従って撮影しましょう。
2. 丸山千枚田と一緒に巡りたい紀和町の歴史と温泉
丸山千枚田だけを見て熊野市街地へ戻るのもよいですが、せっかく紀和町まで来たなら周辺スポットも一緒に巡るのがおすすめです。
① 藤堂高虎が築いたとされる「赤木城跡」
丸山千枚田からほど近い場所にある赤木城跡は、1588年頃、豊臣秀長の家臣だった藤堂高虎によって築かれたとされる城跡です。
天正期の遺構が良好な状態で残り、中世の山城から近世城郭へ移り変わっていく時期の特徴を知ることができる貴重な城跡です。
苔や草木に囲まれた石垣と紀和町の山並みがつくる景色は、棚田とはまた違った魅力があります。
石段や未舗装部分もあるため、丸山千枚田の散策と合わせてスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
② 山あいの秘湯「湯ノ口温泉」へ
散策の後に立ち寄りたいのが、熊野市紀和町の湯元山荘 湯ノ口温泉です。
加水・加温を行わない源泉かけ流しの温泉で、山深い紀和町らしい静かな環境の中で温泉を楽しめます。
丸山千枚田や赤木城跡を歩いた後に、ゆっくり体を休めるにはぴったりです。
③ 名物のトロッコ電車は現在運休中
ホテル瀞流荘と湯ノ口温泉の間には、かつて鉱山で使われていた坑道を利用し、約1kmを走るレトロなトロッコ電車があります。
東紀州でも珍しい観光体験ですが、2026年8月24日時点では坑道を含む施設の安全点検に伴い、トロッコ電車とレールマウンテンバイクは当面の間運休と案内されています。
現在は瀞流荘と湯ノ口温泉の間を車で移動するプランにしておき、今後運行が再開された場合にトロッコ体験を組み込むのがよいでしょう。
3. 山から海へ!御浜町で9月の「青いみかん」を味わう
紀和町を楽しんだあとは、国道311号などを経由して七里御浜沿いの御浜町へ向かいます。
「年中みかんのとれるまち」として知られる御浜町では、9月になると超極早生温州みかんの季節が始まります。
御浜町ならではの「みえ紀南1号(味一号)」
御浜町で9月初旬頃から出回り始めるのが、「みえ紀南1号」と呼ばれる超極早生温州みかんです。
JAから出荷される場合には「味一号」などの名称でも流通し、果皮がまだ青い状態で収穫されることから、地元では「青切りみかん」として親しまれています。
見た目はまだ若いみかんのようですが、果肉はオレンジ色に色づき、甘さと爽やかな酸味を楽しめる初秋ならではの柑橘です。
2026年9月20日は「みえの一番星」販売会
味一号の中でも糖度・酸度・外観など一定の基準を満たしたものは、「みえの一番星」として出荷されます。2026年は9月20日(日)に道の駅パーク七里御浜で年1回の販売会が予定されています。訪問日が合う方はチェックしてみてください。
「道の駅 パーク七里御浜」で柑橘を楽しむ
国道42号沿いにある道の駅 パーク七里御浜は、東紀州ドライブの休憩地点として使いやすいスポットです。
館内には地元の農産物や特産品が並び、季節によっては旬のみかんを購入できます。
- 旬のみかんを探す: 9月は超極早生温州みかんが出始める時期。入荷状況によって品種や販売量は変わります。
- 100%ストレートみかんジュース: 御浜町産のさまざまな柑橘を使ったジュースが販売されています。
- みかんジュース工場: 館内には地元柑橘をジュースに加工する施設があり、時期や稼働状況によっては窓越しに製造の様子を見ることもできます。
- 熊野灘の眺望: 館内から七里御浜と熊野灘を眺められるのも、この道の駅ならではの魅力です。
4. 9月の東紀州ドライブで注意したいこと
紀和町から御浜町を巡るルートは、山・棚田・温泉・海を一度に楽しめる一方、市街地のドライブとは少し違う注意点があります。
- 山道では速度を控えめに: 丸山千枚田や赤木城跡周辺には道幅が狭い区間があります。カーブミラーを確認し、対向車が来ることを想定して走りましょう。
- 9月でも暑さ対策を: 初秋とはいえ、晴れた日の棚田や城跡散策では気温が高くなることがあります。飲み物、帽子、汗を拭くタオルなどを用意し、無理のないペースで歩きましょう。
- 歩きやすい靴を選ぶ: 棚田周辺や赤木城跡、通り峠などは舗装されていない場所や石段があります。サンダルよりスニーカーやトレッキングシューズが安心です。
- 台風・大雨後は道路状況を確認: 東紀州は雨の多い地域で、国道311号をはじめ大雨によって通行規制が行われることがあります。三重県道路規制情報や気象情報を確認してから出発しましょう。
- 給油は早めに: 紀和町の山間部では熊野市街地や国道42号沿いと比べ、ガソリンスタンドやコンビニが限られます。燃料に余裕を持って出発するのがおすすめです。
5. 丸山千枚田から御浜町へ!おすすめ1日モデルコース
| 時間帯 | スポット・行程 | ポイント |
|---|---|---|
| 09:00 | 熊野市街地 出発 | 燃料や飲み物を確認して紀和町方面へ |
| 09:40 - 11:00 | 丸山千枚田 | 県道沿いの見晴台と棚田周辺を散策。稲の色づきや稲刈り風景を楽しむ |
| 11:15 - 12:00 | 赤木城跡 | 藤堂高虎ゆかりの石垣と紀和町の山並みを散策 |
| 12:20 - 13:20 | ホテル瀞流荘周辺 | 昼食・休憩。施設の営業状況は事前確認がおすすめ |
| 13:30 - 15:00 | 湯ノ口温泉 | 源泉かけ流しの温泉で休憩。現在は瀞流荘から車移動を想定 |
| 16:00 - 17:00 | 道の駅 パーク七里御浜 | 旬のみかんや100%みかんジュース、東紀州のお土産をチェック |
| 17:00頃~ | 七里御浜 | 熊野灘を眺めながら海沿いでドライブの締めくくり |
移動時間は道路状況や交通量によって変わります。丸山千枚田でじっくり写真を撮りたい場合や、通り峠の展望台まで歩く場合は、さらに余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
まとめ:実りの棚田から青いみかんへ。9月だから楽しめる東紀州ドライブ
初秋の東紀州には、夏とも本格的な秋とも違う、この時期ならではの景色があります。
約1,340枚の田が重なる丸山千枚田では、稲が色づき、少しずつ収穫へ向かう里山の風景。
赤木城跡では歴史ある石垣と紀和町の山々を眺め、湯ノ口温泉では山あいの源泉かけ流しの湯でひと休み。
そして海側の御浜町まで走れば、9月ならではの青い超極早生温州みかんと、雄大な七里御浜が待っています。
「棚田・城跡・温泉・みかん・海」を1日でつなげられるのは、山と海が近い東紀州ならでは。
稲刈りの進み具合や天候、道路・施設の最新情報を確認しながら、ぜひ秋の始まりを感じる東紀州ドライブを楽しんでみてください。
