※画像はAI生成のイメージです。映画に登場した実際の出品車の外観・仕様を再現したものではありません。
情報確認日:2026年10月27日
映画に登場した車を、自分の手元に迎えられるとしたら——。車好きにも映画好きにも気になるニュースが届きました。
アキュラは米国時間2026年10月26日、映画『アベンジャーズ』(2012年)に登場した「NSXロードスター」が、オンラインオークション「Cars & Bids」に出品されていると発表しました。劇中でトニー・スタークが使用した、世界に1台の特別な車両です。[1]
注目したいのは、その成り立ち。未来的なボディの下には、1991年式の初代アキュラNSXが使われています。今回は映画の車としての魅力と、出品条件を整理します。
この記事のポイント
- 『アベンジャーズ』で使用された実車が出品。
- 初代NSXをベースに、2代目NSXコンセプトを思わせる外観へ変更。
- 出品仕様は3.0L V6エンジン、5速MT、後輪駆動。
- 登録・公道走行ができない映画用プロトタイプとしての販売。
映画のNSXロードスターはどんな車?
今回の車両は、『アベンジャーズ』の撮影に向けて製作されたワンオフモデルです。「ワンオフ」とは、その1台のために特別に作られたもの。販売店で選べる通常のカタログモデルとは成り立ちが異なります。
アキュラの公式発表によると、デザインはロサンゼルスのアキュラのデザイン拠点が担当。劇中の「STARK 33」ナンバープレートも残され、映画に登場した姿が保たれています。[1]
スーパーカーとしての形だけでなく、登場人物と結び付いた細部まで見られるのが、この車の面白さ。映画を見た人なら、車の写真から場面を思い出す楽しみもありそうです。
見た目は未来的、中身は1991年式の初代NSX
外観の着想源になったのは、2代目NSXのコンセプトモデル。一方、製作の土台には初代NSXが使われました。つまり、新しいNSXのイメージと、初代NSXの機構が組み合わされた映画用の車なのです。
2025年のアキュラ公式資料では、カリフォルニア州のTrans FXが製作を担当し、樹脂とグラスファイバーによる手作りのボディを初代NSXに組み合わせたと説明されています。撮影で動かせる車として、初代NSXの信頼性も選定理由に挙げられています。[2]
見た目を作り込むだけでなく、撮影に必要な実用性も考えてベース車を選ぶ。この製作背景を知ると、映画の車を少し違った視点で楽しめますね。
3.0L V6と5速MT!出品車の主な仕様
Cars & Bidsの掲載情報をもとに、主な仕様をまとめました。[3]
| ベース車 | 1991年式アキュラNSX |
|---|---|
| エンジン | 3.0L V6 DOHC VTEC |
| 変速機・駆動方式 | 5速MT・後輪駆動 |
| ボディ | 映画用に製作された特別なロードスターボディ |
| 販売上の位置付け | 登録・公道走行不可のメーカー製プロトタイプ |
外観から2代目の市販NSXを思い浮かべても、この車両の機構はベースとなった初代NSXに由来します。特にV6と5速MTの組み合わせは、車好きとして気になるポイントです。
落札しても公道を走れるわけではない
出品ページには、登録および公道走行ができないメーカーのコンセプト・プロトタイプであることが明記されています。売買証書(Bill of Sale)による販売で、取引には使用条件への同意も必要です。[3]
そのため、普段のドライブに使う中古スポーツカーとして考えるのは適切ではありません。映画で実際に使われた車両を、作品や自動車文化に関わるコレクションとして見る必要があります。
また、撮影で動かせるよう製作されたことと、現在の走行状態や安全性が保証されることは別です。出品は現状有姿・保証なしで、ボディや内装の傷みについても記載があります。購入を検討する場合は、車両の状態と契約条件の確認が欠かせません。[3]
オークションはいつまで?収益はチャリティーへ
アキュラの発表では、終了予定は米国太平洋夏時間の2026年10月31日14時。日本時間では11月1日午前6時に当たります。実際の終了時刻や進行状況は、出品ページの最新表示を確認してください。[1]
落札金の寄付先について、出品ページでは買い手と売り手が合意する慈善団体と説明されています。また、アキュラは独立系の映像制作者などを支援するサンダンス・インスティテュートへの拠出も保証するとしています。[3][1]
入札額は随時変わるため、本記事では固定の金額を掲載していません。車両写真や入札状況は、以下の出品ページで確認できます。
Cars & BidsでNSXロードスターの写真・出品情報を見る(英語)
車好きとして惹かれるのは「初代NSXを使った理由」
個人的に面白いと感じたのは、未来的な映画の車を作るうえで、実績のある初代NSXが土台に選ばれたところです。スクリーン上の華やかな姿の裏側には、「撮影で使える車を作る」という現実的な仕事がありました。
しかも、その車が映画の姿を残して次の所有者へ渡る機会を迎えています。価格の行方に加え、どのように保存され、今後どこで見られるのかも気になる1台です。
参考・出典
- Acura公式:NSXロードスターのオークション開催発表(2026年10月26日)
- Acura公式:映画用NSXロードスターの製作背景と再公開(2025年8月12日)
- Cars & Bids:Acura NSX Roadster Concept from “The Avengers” 出品ページ(2026年10月27日確認)
※本記事は2026年10月27日時点の公式発表および出品情報に基づきます。終了予定・出品条件などは変更される場合があります。オークション終了後は、結果を確認のうえ更新します。