スマホのカメラが「動く・外れる」時代へ|HONOR Robot PhoneとRugOne Xsnap 7 Proが面白い

カメラが動くスマートフォンとカメラが外れるタフネススマートフォンを比較したAI画像

※本記事に掲載している画像は、HONOR Robot PhoneのジンバルカメラやRugOne Xsnap 7 Proの着脱式アクションカメラの特徴・利用シーンをイメージしてAIで作成したものです。実際の製品デザイン・寸法・装着方法・使用状況とは異なる場合があります。正確な仕様は各メーカーの公式情報をご確認ください。

スマートフォンのカメラといえば、これまでは「高画素化」「大型センサー」「望遠性能」など、画質を中心に進化してきました。

ところが2026年、その常識を少し違う方向から崩す2台が登場しています。

カメラが動く「HONOR Robot Phone」
カメラが外れる「RugOne Xsnap 7 Pro」

一方はスマホ背面からカメラが展開して被写体を追い、もう一方はカメラだけを取り外してアクションカメラとして使う──。 どちらもかなりクセの強いスマートフォンですが、単なる奇抜なギミックではなく、「スマホでどう撮るか」そのものを変える可能性を感じさせる製品です。

この記事について
本記事は2026年9月10日時点で確認できるメーカー公式情報などをもとに作成しています。日本での正式販売、技適表示、対応バンド、保証などは購入時に最新情報をご確認ください。

HONOR Robot Phoneは「スマホ+ジンバルカメラ」

背面からジンバルカメラが展開するHONOR Robot PhoneをイメージしたAI画像

まずはHONOR Robot Phoneです。

HONORは2026年8月12日にRobot Phoneを正式発表しました。最大の特徴は、スマートフォン内部に4自由度(4DoF)の機械機構と、撮影時に3軸で動くジンバルカメラを組み込んだことです。

スマホを持ったまま撮影するときの手ブレを補正するだけではありません。カメラユニットそのものが本体から展開し、向きを変えて被写体を追跡できます。

イメージとしては、
「スマートフォンの中に小型ジンバルカメラを組み込んだ」ような製品です。

200MPメインカメラそのものが動く

ジンバルに搭載されるメインカメラもかなり本格的です。

  • 200MP ジンバルメインカメラ
  • 1/1.28インチセンサー
  • F1.6
  • 200MP ペリスコープ望遠
  • 50MP 超広角

さらにARRIとの協業により、ARRI LogC3、ARRI Wide Gamut 3、ARRI Looksなど、動画制作を意識した機能も採用されています。

単に「カメラが動く面白スマホ」ではなく、映像制作をかなり強く意識したハイエンド端末という位置付けです。

スマホを置けば自動追尾カメラになる

個人的にRobot Phoneで特に面白いと思うのが、自動追尾です。

AI Subject Trackingや音声方向の検出を利用し、Vlog、ライブ配信、ビデオ通話などでカメラが自動的にパン・チルトして人物をフレーム内に収める仕組みが用意されています。

一人で動画を撮るときに、

「自分がカメラに合わせる」のではなく、
「カメラが自分を追いかける」

という撮影ができるわけです。Vlog、料理、商品レビューなど、一人撮影との相性はかなり良さそうです。

スマホ本体もハイエンド

  • Snapdragon 8 Elite Gen 5
  • 6.31インチ LTPO OLED(1~120Hz)
  • 7,060mAhバッテリー
  • 120W有線充電
  • 50Wワイヤレス充電
  • 重量:約248g
  • 厚さ:約9.59mm

中国では12GB+512GBモデルが9,999人民元、16GB+1TBモデルが12,999人民元で案内され、2026年8月18日に発売されています。

一方で、機械的に動く部分が存在する以上、通常のスマートフォン以上に落下時の破損、長期耐久性、修理性は気になるところです。

RugOne Xsnap 7 Proは「スマホ+アクションカメラ」

RugOne Xsnap 7 Proから小型アクションカメラを取り外しバイクや胸元に装着する様子をイメージしたAI画像

そしてもう一台がRugOne Xsnap 7 Proです。

こちらはRobot Phoneとはまったく逆のアプローチ。

HONORは「カメラを動かす」。
RugOneは「カメラを外す」。

Xsnap 7 Proは2026年3月のMWCで披露された後、9月5日のIFA Berlin 2026で正式発表されました。メーカーは、着脱式アクションカメラを内蔵したタフネススマートフォンとしてアピールしています。

背面から39gのアクションカメラが外れる

本体背面には約39gの磁気着脱式カメラが組み込まれています。

カメラだけを取り外し、

  • ヘルメット
  • ハンドル
  • ストラップ
  • 衣服
  • ペンダントのように身体へ装着

といった使い方が想定されています。

つまり普段はスマートフォンとして持ち歩き、POV撮影をしたくなったら「カメラだけ外す」というわけです。

車・バイク・アウトドアとの相性が面白い

この仕組みは、特に車やバイクとの相性が面白そうです。

たとえばツーリングなら、スマートフォン本体はバッグなどに入れておき、カメラだけを胸元やヘルメットへ装着してPOV撮影。

車なら、車内の運転風景や手元など、スマートフォン本体を固定するには大きすぎる場所でも小型カメラだけを設置できます。

「スマホ+ウェアラブルアクションカメラ」を最初から1セットにした
という考え方がXsnap 7 Proの面白さです。

アクションカメラは2.7K/30fps

着脱式カメラの主な仕様は次のとおりです。

  • 2.7K / 30fps
  • 133°超広角
  • SteadyX手ブレ補正
  • 360° Horizon Lock
  • 64GB内蔵ストレージ
  • 単体撮影時間:約40分
  • ハウジングなしで水深5mまでの防水をメーカーがうたう

仕組みはかなり魅力的ですが、2.7K/30fpsという動画性能は専用アクションカメラと比べると控えめです。

そのため「GoProやInsta360などを画質面まで完全に置き換える」というより、いつも持っているスマホから必要なときだけ小型カメラを取り出せることに価値を感じる製品でしょう。

カメラを戻すとスマホから充電

単体撮影時間は約40分ですが、カメラをスマートフォン本体へ戻すと、9,300mAhの大容量バッテリーから充電できます。

メーカーは最大20回のフル充電が可能としています。

撮影 → 本体へ戻す → 充電 → また外して撮影

小型カメラの弱点になりやすいバッテリー容量を、スマホ側の大容量バッテリーで補う合理的な仕組みです。

タフネススマホとしてもかなり本格的

  • MediaTek Dimensity 8400 5G
  • 12GB LPDDR5X RAM
  • 512GB UFS 4.0
  • 6.67インチ 1.5K AMOLED / 120Hz
  • 9,300mAhバッテリー
  • 45W有線充電
  • 50Wワイヤレス充電
  • 50MPメインカメラ(OIS+EIS)
  • 64MP赤外線ナイトビジョンカメラ
  • IP68 / IP69K
  • MIL-STD-810H準拠をメーカーがうたう
  • Android 16搭載

RugOneはAndroid 20までのアップグレード対応も案内しています。

HONOR Robot PhoneとRugOne Xsnap 7 Proを比較

項目 HONOR Robot Phone RugOne Xsnap 7 Pro
最大の特徴カメラが動くカメラが外れる
カメラ機構4DoF機構+3軸機械式ジンバル39g磁気着脱式カメラ
向いていそうな用途Vlog・人物追跡・一人撮影・動画制作POV・車・バイク・アウトドア
SoCSnapdragon 8 Elite Gen 5Dimensity 8400 5G
バッテリー7,060mAh9,300mAh
特徴的なカメラ200MPジンバルメインカメラ2.7K着脱式アクションカメラ
現在の販売状況中国で販売開始Kickstarter実施中・世界販売は2026年10月予定

「動く」と「外れる」なら、どちらが実用的?

Vlogや一人撮影ならRobot Phone

スマホを置き、カメラ側が人物を追いかけてくれるRobot Phoneは、一人で撮影する人にはかなり便利そうです。

三脚+スマホ+外付けジンバルという構成を簡略化できる可能性があり、商品レビューやVlog、ライブ配信との相性が期待できます。

車・バイク・アウトドアならXsnap 7 Pro

一方、ツーリング、ドライブ、キャンプ、登山、サイクリングなどでは、カメラだけを取り外せるXsnap 7 Proの仕組みが生きてきます。

専用アクションカメラと同等かどうかではなく、「普段持ち歩いているスマホに小型カメラまで入っている」こと自体がメリットです。

面白いけれど、購入前に気になるポイントもある

どちらも新しい構造だからこそ、スペック表だけでは判断しにくい部分があります。

HONOR Robot Phone

  • ジンバル機構の長期耐久性
  • 落下時の可動部破損
  • 修理費や部品供給
  • ケースなどアクセサリーとの相性

RugOne Xsnap 7 Pro

  • 磁気接続部の耐久性
  • アクションカメラの実際の画質
  • 激しい動作時の固定力
  • 39gカメラの紛失リスク
  • Kickstarter製品としての配送・保証条件

特にXsnap 7 Proは2026年9月7日にKickstarterキャンペーンが始まった段階です。クラウドファンディングは通常の店頭購入とは性質が異なるため、支援する場合は配送時期、保証、返品条件などを確認して判断したいところです。

日本で使う場合は技適・対応バンド・保証を確認

2026年9月10日時点で、HONOR Robot Phoneについては中国での販売開始が確認できます。一方、今回確認した公式情報からは日本向けの正式販売情報を確認できませんでした。

Xsnap 7 Proもメーカーは2026年10月のグローバル販売を案内していますが、日本向けの正規販売、国内向けモデルの有無、技適表示などは購入前に最新情報を確認する必要があります。

海外版スマートフォンを購入する場合は、
価格だけでなく、技適表示、対応周波数帯、VoLTE、eSIM、保証・修理体制なども確認することをおすすめします。

まとめ|スマホカメラは「画質競争」の次へ?

これまでのスマートフォンカメラは、「画素数を増やす」「センサーを大きくする」「望遠を伸ばす」といった進化を続けてきました。

HONOR Robot PhoneとRugOne Xsnap 7 Proが面白いのは、その競争から少し外側へ踏み出したことです。

HONORは、

「スマホのカメラは固定されている必要があるのか?」

RugOneは、

「そもそもカメラはスマホ本体に付いたままである必要があるのか?」

と問いかけているようにも見えます。

この仕組みが数年後に一般的になっているのか、それとも「2026年にはこんな変わったスマホがあった」と振り返る存在になるのかは、まだ分かりません。

ただ、こういう製品が出てくるからこそガジェットは面白い。

カメラが動くHONOR Robot Phone。
カメラが外れるRugOne Xsnap 7 Pro。

スマートフォンのカメラは「より高画質になる」だけではなく、撮り方そのものを変える時代へ進み始めているのかもしれません。


参考情報

※記載している仕様・価格・販売状況は2026年9月10日時点の公開情報に基づきます。メーカー発表の耐久性・防水性能などは所定の試験条件によるもので、あらゆる環境での故障や破損を防ぐことを保証するものではありません。

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